入院顛末記

アクシデントは5月30日未明に起こった。
当日はちょうど大腸検査が予定されていた。
前夜9時に下剤を服用し、明け方5時にトイレに行き、さて終わろうかというその時猛烈な脂汗、急に全身の力が抜け崩れるように妙に体を捻じって倒れ込んだ。頭が何かにぶつかった。
起き上がろうとしたが腰に激痛が走って身動きができない。
やがて異変に気付いた妻が来たがどうにもならない。這うようにしてリビングまで辿り着き、そのまま仰向けに寝込んでしまった。
病院に連絡をとり8時40分ごろ119番通報、救急車で搬送される。救急隊員が医師に事情を説明し、検査室へ。
まず、頭部CT。腰なのに、どうして頭のCTかと疑問に思ったがこめかみ付近から出血していたらしい。
そして、腰のレントゲン撮影。ところがなかなか結果が出ない。今度は腰のCT検査という事になった。医師の指示で詳しく検査し判明した結果が「第一1、2、3腰椎左横突起の圧迫骨折」。
これは痛い。刃物で刺されたような(刺されたことはないが…)激痛だ。結局そのまま入院となってしまった。

4人部屋、以来、仰向けに天井を見上げたままの姿勢での毎日となってしまった。天井の模様が、いろいろな動物の姿や人の顔に見える。
夕方から食事が出たが、寝たままでどうやって…。皿の中に何が入っているのか全く見えない。
以前、韓国旅行の際、夜の宴で傍らに侍った美女が口に運んで食べさせてくれた経験が思い出される。まさか病院ではね。



一週間、寝たままの姿勢で、汗はかかないが、なんとなく気持ち悪い。と思っていたら「身体拭きですよ…」と声がかかった。
どうするのかと思ってらナースが二人がかりで仰向けの姿勢のままで丸裸に…。「おいおい…」これは恥ずかしい。
午後になって専用のコルセットが出来て来た。これでどうやら身体を起こし、ベッドに腰掛けることができるようになった。…が、起き上がるのが一苦労。「どっこいしょ」と腕の力でゆっくり身体を起こし腰掛ける。ちょっと身体を捻ると「痛い!」と思わず悲鳴を上げそうになる。
移動はナースがついての車椅子。コルセットは結構重く、鎧のようだ。
翌日からリハビリが始まるので、まず予備テスト。廊下を歩行器で100歩ほど歩いてみる。

10日目に入浴があった。週1回らしい。どうやって風呂に入るのかな?と思っていると、ベッドでそのまま移動して浴室へ。裸にされ浴槽用ベッドに、やはり仰向けのままで移される。リフトで吊り上げられそのまま浴槽へ…。これはかなり抵抗があるね。二人の女性スタッフはお仕事で慣れているのだろうが、こちらは初体験だからね。頭のてっぺんから足の先まで丁寧に洗ってくれるが、とにかくなされるままだ。しかし、全身湯船につかったときの気持ちよさは、やはり格別なものだ。

リハビリは平行棒から…。そろりそろりと往復する。日が経つにつれて歩行器、そして一本杖となった。転ぶと大変、ゆっくりと30分程の練習。

お向かいの家の可愛い小2と小1の姉妹から「早く元気になってなってください」と、励ましの絵が届けられた。見ていると「元気になるぞ!」という気持ちが湧いてくる。


「ベッド上」の状態から11日目に「車椅子」(ナース付き)に変わり、18日目に「ナース監視付き杖歩行可」のドクター指示となった。しかし、監視付きなので、うっかりトイレなどに立つと、「駄目ですよ!」と…。ナースもマニュアルに忠実だ。(トホホ…)
そしてやっと三週目の月曜日に退院の許可が出た。但し「半治癒」。その日が待ち遠しい。しかし、家では数カ月はコルセットを装着したままの生活になりそうだ。夏の暑い時期にこれは堪えるかもしれない。階段を上るのはまだ辛い。辛抱の夏になりそうだ。
※今回の入院料など医療費、ちなみに健康保険がなかったならば、約100万円近い。いつもは「高いな」と思っている保険料だが、つくづく健康保険の有難さを感じた。

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